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もち麦のダイエット効果と低GI食品としての実力

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ダイエットに成功した芸能人の事例がTVで取り上げられたことや、健康面でも効果があるということでもち麦が注目を集めています。

どうしてもち麦には高いダイエット効果があるのか、またもち麦は低GI食品なのかどうか?そのあたりを調べてみました。今回はもち麦のもつダイエット効果や低GI食品としての評価などを順に説明していきます。

もち麦のダイエット効果で注目すべきは内臓脂肪の減少

内臓脂肪の減少は脂肪燃焼型ボディへの最短距離!

いきなり結論から入りますが、もち麦によるダイエット効果でもっとも注目すべきは皮下脂肪よりも内臓脂肪に対しての効果のほうが高いという点です。

このデータは国内の大麦製品メーカーにより発表されたもので、日本人を対象にした大麦食品の内臓脂肪への影響度を12週間かけて試験したものです。

下表中の試験群というのは大麦製品を12週間摂取した組で、対象群は大麦製品ではない食品を摂取した組のことです。

食事に含まれるβ-グルカンの量は試験群が食べるものと対象群のもので意図的に差を設け、カロリーと糖質については両者ともほぼ同条件でした。

  • 試験群…β-グルカン含有量3.5gの大麦食品を摂取
  • 対象群…β-グルカン含有量0.06gの他食品を摂取

参考資料:第59回日本食品科学工学会での資料より http://www.oh-mugi.com/topics/sympo_06/sympo_ikegami.pdf

表を見れば分かるように、試験群のほうが明らかに胴回りサイズも内臓脂肪面積も減少しており、とくに内臓脂肪の減少に大きな差が見られます。

皮下脂肪が人体の生命維持のシステム上必ず付くのに対し、内臓脂肪は生活習慣によって出来た余分な脂肪が、行き場をなくして内臓に付いたものです。当然、身体への影響を考えれば内臓脂肪のほうが好ましくはないので、もち麦による内臓脂肪の減少は嬉しい効果といえます。

内臓脂肪は「付きやすく取れやすい」とよく言われますが、実際はそんな簡単なものではなく「皮下脂肪に比べれば取りやすい」というだけです。食べるだけで内臓脂肪が減少することを数字で実証してくれた大麦製品は、ダイエットや肥満で悩む人にとって嬉しい存在といえるのではないでしょうか。

そして内臓脂肪の減少によって、さらに体脂肪を減らす新たな効果へとつながっていきます。

脂肪燃焼の強力サポート、アディポネクチンは内臓脂肪が減ると増えてくる

脂肪細胞にはさまざまな生理活性物質を分泌する機能があり、その中のひとつにアディポネクチンと呼ばれるホルモンがあります。

その役目は脂肪細胞の燃焼をサポートすることですが、興味深いことにアディポネクチンの分泌量と内臓脂肪の量は反比例の関係にあります。内蔵脂肪が増えればアディポネクチンは減り、逆に内臓脂肪が減るほどアディポネクチンは増えていきます。

つまり内臓脂肪が減れば勝手に脂肪燃焼型の身体に近づくことを意味し、これはダイエット面で大きなアドバンテージとなります。他にも血管の修復や抗がん作用、高血糖の改善といった健康面でのメリットも見逃せません。

またアディポネクチンは内臓脂肪の減少以外に、低GI食を摂ることでも分泌量が増加するという報告があります。

血糖値に有効な、もち麦の水溶性食物繊維β-グルカン

もち麦をはじめとする大麦製品の真価はβ-グルカンにある

もち麦に含まれる成分で有名になっている水溶性食物繊維β-グルカン。血中コレステロールの正常化や腸内環境の改善などさまざまな効果がありますが、気になるのは低GI食品としての効果。

水溶性食物繊維β-グルカンには、腸管内の内容物と結合してジェル状にする性質があります。結果として糖質や脂質の消化・吸収するのがゆっくりになり、食後血糖値の上昇を抑えます。

大麦β-グルカンのメリットが集約された点であり、血糖値の抑制効果から分かるようにもち麦は確かに低GI食品だといえます。

諸外国でも大麦製品に含まれるβ-グルカンの優位性は認められている

また欧州食品安全機関では、食事に含まれる糖質30gに対して4g以上の大麦β-グルカンを摂取すれば食後血糖値の上昇を抑制できると発表しており、これはダイエットや血糖値対策での一つの目安となります。

白米にもち麦を3割混ぜで食べた場合の大麦β-グルカンの摂取量は約2g~2.2gほどなので、他の食品の糖質量を落とすか、白米ともち麦の混合比を1:1(5割混ぜ)にすれば条件を満たすことになります。

参考資料:http://eur-lex.europa.eu/

大麦β-グルカンは他のβ-グルカンとは吸収性に違いあり

このように、もち麦が人気の理由はこの大麦β-グルカンにあります。β-グルカンを摂れる食品は他にもありますが、名前が同じβ-グルカンでもパン酵母やキノコ由来のものは吸収に難があり、また量も大麦と比較して見劣りしてしまいます。

その点、もち麦をはじめ大麦類に含まれる大麦β-グルカンは100g中じつに約3.4~6.8gもの含有量を誇り、水溶性であることも手伝って高い吸収性と効果を期待できるということす。

大麦製品の抗がん作用

抗ガン作用のある食べ物としてキノコ類の名前があげられるのは、キノコに抗ガン活性をもった多糖体が発見されたためです。そしてその多糖体の基本構造は、β-グルカンの基本構造と非常に良く似たものでした。

β-グルカンは腸管免疫を刺激し、NK細胞やマクロファージといったさまざまな免疫細胞を活性化させる性質があります。

免疫力を高めることが一定レベルの抗がん作用を発揮することは医学的にも認められており、免疫細胞の活性化はがんの再発や転移を予防するのにも非常に有効なのです。

しかし同時に、悪性リンパ腫などの免疫系の細胞がんの場合、免疫の活性化とともにがん細胞も活性化させるのではという、真逆のリスクも指摘されています。

もち麦とその他大麦製品との違い

もち麦は大麦の一種であり、他に大麦の製品分類として押麦や米粒麦、丸麦と呼ばれるものもあります。

基本的には加工や加熱などによる製品としての違いだけなのですが、唯一「うるち性」「もち性」といった分類があります。上記の中ではもち麦だけが「もち性」であり、食感はもちろん、水溶性食物繊維の含有量に大きな差があります。

押麦や米粒麦といったほかの大麦製品の水溶性食物繊維の含有量が5g程度であるのに対し、もち麦の場合は9gもの含有量となります。

この部分が、健康に良いとされる大麦製品の中でも特にもち麦が注目された理由です。

大麦品種 水溶性食物繊維 不溶性食物繊維 合計
もち麦 9.0g 4.0g 13g
押麦 5.0g 4.0g 9.0g
米粒麦 4.5g 4.0g 8.5g
丸麦 4.3g 4.0g 8.3g
白米 0g 0.5g 0.5g

 

もち麦 まとめ

もち麦をはじめ大麦製品の効果は世界中の食品機関で認められており、とくにメタボ対策や血糖値、コレステロールの改善についての記述が多く見られます。

そして糖質の消化・吸収の抑制といった低GI食品の視点で見た場合、大麦製品の中でもっとも有効なのは「もち性」で大麦β-グルカン含有量の豊富なもち麦になります。

TVなどで紹介されるとこういった健康やダイエットに関するものは人気に火がつきますが、大事なのは一過性の過熱ではなく継続的に続けることです。

もち麦や他の大麦製品は主食として摂れる低GI食品でありながら健康への効果も高いので、ぜひ上手に利用してダイエットや血糖値対策、肥満防止に役立ててください。

もち麦の効能おさらい

  • 内臓脂肪の減少・ダイエット効果
  • 血糖値対策
  • 血中コレステロールの正常化
  • 免疫力の向上・抗がん作用
  • 便通改善

 

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